久々に日本のドラマをみた-グッドワイフ
TBS日曜劇場「グッドワイフ」が始まった。
リドリースコット制作のアメリカ版が大好きなので、一話目をみてみた。
まあまあ面白かった。アメリカ版とまったく違っていたから、別物として楽しめた。本気で似せてきたら、到底見れたものではなかったと思う。
登場人物はアウトラインだけ同じで、中身がまったく違うし、雰囲気も違う。主人公からしてまったく違うのだ。アリシアは完全な被害者ではないし、決していいひとではない。しかし、常盤貴子は100%善人だ。今のところ。そのほか、ピーター=小泉孝太郎もダイアン=賀来千香子もぜんぜん違う。カリンダ=水原希子だけが同じニオイがする。
演出もまったく違う。いい悪いではなくて、100%日本のドラマの演出。またアメリカ版では、少々難しいことも平気で進めていくが、日本版は完全にだれが見てもわかるように、あえて簡単にわかりやすく演出している。武田鉄矢が反訴するところの説明が最たるもので、小学生でも分かることを目指しているのかな。テレビで放送するからには仕方ないことかもしれない。
弁護士事務所のセットも陳腐。やすっぽい。日本の事務所の平均的なデザインに近い。
人物設定も演出もセットも全部日本基準。お金はらってアメリカ版と同じ名前でする意味あんの?ってくらい違う。お金払ってないのかな?でもそこがよかったのだ。
一話目では、武田鉄矢と泉澤祐希(はじめて知りました)という人がとてもよかった。伊東さおりもすごくよかった。三人ともゲストなので、次回もゲストに期待したい。
なんだかんだ言ってやっぱりTBSのドラマはいいかもしれない。
ちなみにアメリカ版のスピンオフ、グッドファイトは前作よりさらに面白く、傑作中の傑作。早く第三シーズンをみてみたい。