MimoDeLuxeの日記

あんなことや、こんなこと

まさしく、0ten.

読売テレビのten.という番組で、芸人が性別が外見で分かりにくいひとに執拗に性別を聞いたり、証明することを強要するロケがあって、それに対してコメンテーターの若一光司さんが生放送で怒っていたことが話題になっていたので、動画を見てみた。

人を傷つけるような笑いで、まったくおもしろくもない企画。やらされてる芸人もかわいそう。

ネットでは、若一さんに批判的な人もいて、それ自体はいいのだけれど、その主張が大阪人やから、ノリで対応せよ的な意見があったが、大阪生まれ、大阪育ちとして、言っておきたいのは、大阪は、決してあなたたちが考えているような下品な地域ではないということ。程度の低い笑いが大阪の笑いと言わないでほしい。恥ずかしい。ケンミンショー的な大阪はもういりません。

それにしても、生放送でとっさに下記のような理路整然とした批判をできる若一さんに感心した。

一点の間違いもおごりもない。まっとうな主張。

LGBT関連のコメントを聞くと、イラっとすることが多いなか、久びさに共感することができた。

「あのね、男性か女性かどっちかという質問のやり方、これは許しがたい人権感覚の欠如ですね。個人のセクシャリティーにそういう形で踏み込むべきじゃないです。極めて……。そんなものよう、平気で放送できるね。どういう感覚ですか、これ。報道番組として。ちゃんと考えろよ」

「たとえご本人がテレビに出ることをご了解してたとしても、個人のセクシャリティーに対してそういうアプローチをすること自体が人権感覚、人権意識にもとります」