ようこそご辛抱下さいました。おかげで日当になりました。
今週のお題「2019年上半期」
1997年から10年間、ドラァグクイーンイベントをやっていた。
10年を期にイベントをやめて、その後ほかにもいくつかのイベントをやっていたけれども、だんだんやらなくなって、辞めたというわけでもないけれど、ここ5年はまったくやらなくなった。
当時一緒にやっていたダイアナ・エクストラバガンザやナジャ・グランディーバはテレビでみない日がないくらいに活躍している。
大阪に兎我野町という怪しい夜の街がある。その兎我野町でもいちばん怪しい店がdo with cafeである。元料亭の料理人だったオーナークイーンが経営する、ご飯が食べながらドラァグクイーンショーが見れるという日本でもここだけにしかないお店。
そこに約5年ぶりに、先月出演した。
もともと器用なほうでないのに、メイクの仕方は忘れてるし、板にたつと緊張するしで、お客さんはとんでもないのが出てきたなと思ったに違いない。
お客さんは、ダイアナやナジャみたいなスターを想像して来店してくれてるのに、私なんかが出てきて、ほんとうに気の毒なことをしたかもしれないけれど、自分ではなかなか楽しかった。今年の上半期でいちばん印象にのこった出来事だったかもしれない。
「あることないことおんな放談。ようこそご辛抱下さいました。おかげで日当になりました。それでは皆さんさようなら、ハハ、ノンキだね」
って感じでした。
これは吾妻ひな子さんが舞台の最後にいつも言われてたセリフ。もちろん吾妻ひな子さんは最高な芸人さんですけど、この自虐的なセリフ、私はとても大好きです。
前はYouTubeでもいくつかあがってましたけど、今は1つしか見つかりませんでした。