MimoDeLuxeの日記

あんなことや、こんなこと

本のバイバイ

お題「好きな作家」

大好きな鈴木亮平さんの西郷どんが終わり、次の大河ドラマは、中村勘九郎さんのいだてんという作品が始まっているらしい。副題が「東京オリムピック噺」。いよいよ来年は東京オリンピックだけに、国をあげてもりあげようということなんだろうと思う。

このドラマにそれほど興味もないけれど、ひとつ気になったのは、古今亭志ん生の落語で物語が語られていくというところ。おととしくらいに再販された結城昌治さんの「志ん生一代」というめちゃくちゃ面白い本を読んで、YouTube志ん生の落語を聞いたり、それから息子の志ん朝の落語も聞くようになって、それまであまり知らなかった東京の落語の世界に興味をもっていたから、志ん生という名前にちょっと反応してしまった。

ただ、毎回同じ時間にドラマを見るということが本当に苦手で、ちゃんと毎週欠かさず見たのは、南野陽子さんの「スケバン刑事2」が最後で、それ以降はきちんと忘れずにドラマを見終えたことがない。録画すればいいのだけれど、家に録画するものが一切ないし、TVERとかで1週間以内にみようとすることもない。なので、志ん生に興味を示しても今回の大河ドラマもみないと思う。 

P+D BOOKS 志ん生一代 (上)

P+D BOOKS 志ん生一代 (上)

 

 でも、久々に志ん生から結城昌治を思い出し、本棚を探してみると、代表作の「ゴメスの名はゴメス」を発見した。そのほかにもいくつか結城昌治の本を持っているが、意外と絶版が多く、まだまだ読んでいない本が多いことに気が付いた。

そこで、一度メルカリを見てみたら、結構買えることに気づき、1冊買ってみた。メルカリでのはじめての買い物だったが、思ったより簡単で、すぐに欲しい本が手に入った。

気をよくして、大好きな都筑道夫久生十蘭などを物色している。小林信彦さんの「日本の喜劇人」は図書館で借りて読んだが、とても面白いので自分で持っておきたいと考えている。でもまだまだ高すぎる値段なので、少し交渉しようかと迷っているところ。もともとの値段より高くうられている。

植草甚一さんは、古本屋に行って、自分でその本の価値を値踏みし、勝手に値札を書き換えていたらしい。そんな乱暴なことはできないけれども、相手の気を損ねない程度に値切り交渉するのも楽しい。

せっかくメルカリに登録したので、自分の本もいろいろ出品してみた。わりと売れるものだけど、一番売れたのが、旅行雑誌の「TRANSIT」。創刊号から買っていたものを綺麗においていた。ほぼ買ったときの値段ですべて売り切れた。これも絶版がおおいようだから、もう少し高く売ればよかったかなと、少し後悔している。

でも、その売り上げ金で今年の夏のバンコク旅行のホテル代を捻出することができた。旅行雑誌を売って、旅行資金を稼いだことになる。