MimoDeLuxeの日記

あんなことや、こんなこと

アイ!アイ!

お仕事で未来のビジネスを考える研究会みたいなものに参加することがあるけど、必ずAIの話が出てきて、AIにとってかわられる仕事について発言する人がいる。

弁護士のお仕事は、AIが法律や判例をすぐに検索して探しだせるから、なくなっていくかもしれないとか、無責任にいろんなことをいう。

では、AIにとってかわれない仕事とは?みたいな話に展開していくけど、驚くほど説得力がなく、抽象的な、否定も肯定もできないようなくだらん結論しか言わない人が多い。AIに講演してもらったら?と思う。

あるとき、いま自分が働いている会社を見渡していて、ぜったいにAIにとってかわられない人がいることに気づいた。

毎日朝から夕方まで、ずっとネットをみて遊んでいるおじいちゃん。清掃のおばちゃんと毎日何時間も話してるおっちゃんとか。はたらいてないことはみんな知ってるけど、その人たちに仕事を振るのも、もっと手間がかかるし、はやくやめればいいのにって思いながらほったらかしにされてる人たち。どんな会社にも働いていない人は一定の割合でいるはず。いくらAIでもそんな人たちのかわりはできないと思う。

合理的に考えたら、そんな人たちには辞めてもらったらいいのだけれども、絶対になくならないこの手の人たち。毎日毎日、WEBニュースみたり、ウィキでしらべものしたりして、一日を終えるというのも、相当根性のいる仕事だと思う。

でも仕事をしない人がなくならないということは、何かしらその人たちの存在にも意味があるのかもしれない。去年、ある政治家が同性愛者は生産性がないと言い放ったけど、われわれ同性愛者も太古の昔から存在するわけで、やっぱり何かしらの役割があるはずなのと同じなのかも。飛躍しすぎか。。。

とにかく、AI対人間という図式で、危機感をあおる人は、AIに勝てることを見つけろ的なことを言うけど、実はAIが相手にもしない一見無意味なところに価値のある何かが潜んでいるように思えて仕方がない。

ネットみていたら、いつも検索しているものからAIが類推して、私にいろんなものを勧めてくる。絶対買わん。私が気づいていない価値観を提案してこいと思う。

ちなみに誰も読まないブログを私が書いているのも、無意味なことに熱中してみたいという気持ちの表れかもしれない。

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